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‐10年前‐
"ピンポーン"家の呼び鈴が
なった。
「はぁーい。どちら様ですが?」
若い女の声で言った。
「托魔です。
漓愛ちゃんいますか?」
「托魔君だね。」
若い女の人はそう言った。
この人は漓愛のお母さん、可愛くて料理ができて俺のお母さんよりよっぽど良い。
俺は毎日のように漓愛の家に遊びに行った。
「りっちゃん、
托魔君が来たわよ~♪」
「えっ!!」ドタドタと階段を掛け降りた。
「たくちゃんどうしたの?」
「遊びに来た。」
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