《1》

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ここは、彼のお兄さんのお店。 この辺りじゃ、お洒落で有名なの。 「蓮ちゃん、いつものでいいのかな?あっ、蓮ちゃんいつもごめんな。あさひ、いつまでも子供でさぁ。仕事ん時と、あいつ違いすぎるよな。」 「そうですね。でも、あさひは、真面目ですよ。いつでも。」 「そうなんだけどさぁ。蓮ちゃんと出会ってから、少しは大人になるかなって期待してたんだけど。」 「はい、カフェ・モカ」 「ありがとうございます。 やっぱり、一真さんのが一番美味しい。」 「嬉しいねぇ、蓮ちゃんに誉められるの。美人さんだし、優しいし、何て言うかさぁ、落ち着くんだよね。大人の雰囲気で、包み込んでくれるっつーの。あさひと別れたら、報告待ってるから。」 「そんなに誉めても何にもでませんよ。それに・・・」 「それに?」
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