《1》

6/6
前へ
/37ページ
次へ
「あさひ?」 「あさひ、どこいくの?」 「・・・。」 こうなると、あさひは、決まって行く所がある。 私の仮面を、剥がす場所へと。 あさひは、人一倍独占欲が強い。 身内とはいえ、冗談が通じない。 仕事が仕事なだけに、素の自分を出すことができないのは、解るけど。 こうなったら、誰も止められない。 「一真さんのバカ。」 と、心で叫んだ。
/37ページ

最初のコメントを投稿しよう!

5人が本棚に入れています
本棚に追加