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見ると小学生くらいの少年数名が、道脇の草むらで輪になってしゃがみ込んでいる。
「何してるんだ? 内緒話でもしてるのか?」
「陛下、下を見てください」
少年たちの足元に視線を向けると、幼虫が何匹か地面に転がっていた。
少年たちはそれを棒で突っついて遊んでいるようだ。
“痛い! 助けて!”
声が聞こえる。
もしかしてあの幼虫からか!?
「陛下、今の聞こえましたか?」
「あぁ、聞こえた。止めるぞ、コーカス!」
俺は少年たちに声をかけた。
警戒されないようなるべく気さくな感じを装いつつ。
「こんにちは。なぁ、君たち何してるんだ?」
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