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「いやぁ、あの時は酷い目に遭いましたぞ陛下」
「悪かったよ。でもあれはジャスパーにも非があると思うぞ」
「それもそうですな。今度は気をつけましょう」
「あぁ、よろしく頼む」
「ところで陛下はどこに向かっているのですかな?」
「どこも。ただの散歩だ。今日は天気が良いからな」
俺の言葉を聞いたジャスパーは何か考えるような仕草を見せた。
それからうんとひとつ頷き言った。
「陛下、ワタクシ実はあちらでの仕事がなかなか溜まっておりましてな。今日はコーカスに警護を任せてもよろしいですかな?」
「いいぞ」
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