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「ときに陛下、お体の調子はいかがでしょうか?」
「なんともないぞ」
コーカスは歩いてる俺に並行して飛びながら話しかけてきた。
「それはよかった。この間の一件で怪我でもされたのではと心配していました」
「大丈夫だ、お前のおかげでな。あの時は本当に助かった。ありがとな」
「滅相もない。あれは私だけの力ではどうにもなりませんでした」
「そんなことないぞ。お前がいたから、俺は怪我をしなくて済んだんだ」
「陛下……」
改めてみると不思議だよな。
会話できて魔法みたいなのも使えて、こいつら一体何者なんだ?
俺は思いの丈をコーカスにぶつけてみることにした。
「なぁコーカス、インゼクティアってどんなところなんだ?」
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