君のコト。

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僕の恋について… まず彼女の事を話そうと思う。 彼女の名前は沙夜(さや)。 僕らの出会いは大学一年生の時で、サークルの顔合わせ飲み会の時だった。 この飲み会は、入部確定の一年生と、サークルの先輩、顧問の先生で行うもので、僕はとても緊張していた。 そんな僕の隣に座っていた君は 猫みたいなアーモンド型の瞳を好奇心で輝かせながら、僕の飲みかけのビールジョッキを見ていたんだ。 「それ、一口ちょーだいっ」 コレが君が僕にかけた初めての言葉だった。
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