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裕翔side
「いーい、裕翔？ああいう人たちには近寄っちゃダメよ」
小さい頃からお母さんは容赦なく
街でああいう人たちを指さしてはそう言った。
「不良だから」
そのせいで僕は、完全にそのイメージか植えつけられていた。
お父さんの仕事の都合で転校することになって…
距離的にも、学力的にも一番合っていたのがこの高校。
「…えっ、あいさ…」
「そ、挨拶。ちょうど今からロングホームルームだから、明日からよろしくって挨拶するんだよ」
「そんな…僕、ほんとに、そういうの、苦手で…」
「大丈夫、大丈夫」
うわぁぁぁんっ
泣く泣く担任に、つれていかれた僕は
どうしても教室に入って皆に注目されるとがいやで……
うぅっ(´；ω；`)ｳｯ
先生のバカっ
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