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「おかげでお前の本音が聞けたからいいけどな」
「…わり」
「おっ」
シャツの袖を軽く直しながら
少しわざとらしく声をあげた
「転校生の中島くんじゃん」
「え…あ…あああああのっ…」
やっぱり目か合うと、なんだか怖い
綺麗な目が、僕を捉えるかのようにまっすぐ見つめる
「…何」
「えっと、そのっ…昨日は本当にすみませんでしたっ!」
よしっ!言えた!やればできるぞ裕翔っ←
そう思いながら顔をあげると
山田くんは静かに微笑んでいて
「じゃ、これで…」
そう言って、急いで校舎の中に入ろうとした
あまり関わりたくないし
「待った」
「わぁぁぁぁっ」
ぐっと腕をつかまれて
また絶叫してしった。
心臓がバクバクと鼓動のスピードをあげる
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