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ガーンと、打ちのめされた僕の頭打ちに
ポンと軽く手が置かれた
どっちの手だろ?
「っ…//」
「体で払うって意味、知らないんだ?」
……山田くんだ
そうわかった瞬間、僕は必死にもがいて
その手を振り払った。
「きゃっ、触んないで…っ」
「ダーメ」
ち…ちがい。
耳に唇を寄せられてるような…
そんな感覚が、僕の体を包み込んだ
「…っ」
「転校早々ぶん殴ってくれたお礼にさ……あんたが知らないこと、色々教えてやるよ」
「ぼ…ぼぼく、僕が知らない…こと?」
「そ」
くすっと笑ってから
不意に腕を捕まれて
強引に歩かされた。
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