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「…っ、あ…」
「声…抑えろっての」
「だって…っ」
放課後の教室に響く卑猥な吐息と声。
ガタンと机が揺れる音が、耳障りで俺はため息をついた。
「静かにしねぇならやめるけど…」
「やあっ、待って…っ」
……バカな女。
無駄に甘い息と声を漏らして
腕の中で悶える女を、
冷たい目で見ながらを
…俺はまた、心の中に×印を一つ付けた。
Nevertheless,Ifallinlovewithyou
…純愛、とか。
アホらしいことの上ない。
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