君に恋をする。

ターゲットは彼女

大貴を含めたトランプメンバーが
がしっと腕をつかんだ

「ど、ど、どんな子だった？」

「んー、よく覚えてな…」
一瞬だけみた姿を、必死に思い出す。

黒の髪にスラッと高い背
そして男なのに可愛い顔立ち
「あ、眼鏡だった。」

「眼鏡っこ萌え？」

…いや知らねーよ。てか
大貴。お前男だろ？

男に興味もってるのか？

女子は眼鏡っこに反応している。

…こいつらはアホだ。

俺は１人呆れながら窓の外をみていた。

眼鏡っこか…

一瞬しかみてないけど

ほんとに男か疑うような可愛さだった。