第2章 輝く希望

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強制的に協力することになってから既に3日経っていた。 俺が今いるのは変わらず牢屋みたいなとこで、全く光が当たらない所にいる。 家具は全くなくて、この部屋にあるのはベットと、俺と……蜘蛛の巣くらいだ。 協力するとか言っていたので、何か手伝いでもさせられるのかと思っていたが、3日間、出撃どころか命令すらもなかった。 無情にも過ぎていく時間。なにもしないで終る歯がゆい毎日。 段々と嫌気が差してきた。 と、考えているとコンコンと部屋をノックする音が聞こえてきた。 「入ってもいいですか?」 ノックの後、すぐさま女の人の声も響いてくる。 時間は13時。飯かな? 「どうぞ」
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