僕はラブコメが嫌いだ。

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この小説の紹介文や、小説の名前。さらには章のタイトルでも再三言うように、僕はラブコメが嫌いだ。 まぁ嫌いな理由はいくつもあるが、まぁ特筆するならば、鈍感でイケメン喧嘩も強い。自分の事はブサイクと思っていて、とりあえず困っている人(特に女の子)は助ける。そんなフルスペックハイビジョンでブルーレイも再生できて、HDD容量が160GBぐらいある。まさに全知全能。女の子にモテるために存在すると言っても過言ではないような。そんな主人公。 ……………。 ……………。 ……………。 大っ嫌いである!!! 失礼。少し取り乱してしまった。 まぁそんなところで、僕のラブコメへの嫌悪感がわかってくれただろう。 (主人公が嫌いと言うことしかわからないというツッコミは勘弁して欲しい) だが、ここでこの小説を読んでくれている読者さま達に勘違いして欲しくないのは、僕は別に萌えが嫌いな訳ではない。 アニメとか漫画とかライトノベルとか同人誌とか、大好きです。ハイ。 もう小説題名と矛盾してんじゃねえか!! というツッコミも我慢してほしい。 まぁ、それでもラブコメが嫌いだという発言を撤回する気はない。 さぁ暴言を吐くがいいさ!!甘んじて受け入れよう!! よし。そろそろ本題に入ろうか。 まず、僕の名前は時田 秀一(トキタ シュウイチ)である。 ありふれた名前すぎて、名字はともかく、下の名前の方は10人ほど同名の男を知っている。 歳は17。高校2年生だ。 あえて嫌いなラブコメのような言い方をすると、どこにでもいる普通の高校生である。 イケメン主人公がこれを言えば、ラブコメへの第一歩が踏み出せるが、僕はそうはいかない。
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