悪魔のプレゼント

3/4
前へ
/81ページ
次へ
狭い喫煙室で2人きり。厚い唇から白い煙を吐き出すヨコの手には俺のマルボロ。 タバコが値上げした時にヨコは禁煙したけど、こういうストレスフルな場合は別らしい。 「クレーム?」 「そうや。俺ほんま営業向いてへんわぁ。」 「あんたもようやってると思うけどなぁ」 「そんなん言うてくれんのヒナだけやで?」 ヨコは吸い終わったタバコをもみ消した。
/81ページ

最初のコメントを投稿しよう!

269人が本棚に入れています
本棚に追加