町の灯潤んで揺れる

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「何してるん、自分?」 「何やねん!あんたがクレーム処理してる間に溜まった見積もり依頼をさばいてたんじゃ、ボケ!」 「うわっ、ごめん!ありがとう!どおりで催促の電話ならんかったんや」 「見積もりはかまへんけど…新人の教育もちゃんとせなアカンで?」 「なんて?」 「あの娘が間違うたんを、あんたが全部被ってたら、あの娘の為にもならへんやんけ!」 ヒナの正論にぐうの音も出えへん俺。 そんな怒ることないやろ…。
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