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不動
「事故が原因……」
――そのせいで風丸は記憶喪失
医者には風丸が目を覚ました事を伝えた。
記憶がないから普通に接して……とか…。
今まで通りに接したらあいつ、びびるかもな…。
一人称が俺から僕に変わってたし…。
俺が色んな事を考えながら病院の廊下を歩いていると曲がり角から声が聞こえた。
「豪炎寺………最近…」
「確かに……」
―――豪炎寺だと!?
それにこの声……鬼道クンじゃねぇか!?
あいつらに見つかったら何を言われるか分かんねぇ……。
俺は見つからないように来た道を引き返した。
鬼道
「……あれは…?」
豪炎寺
「………不動…か……?」
しかし、二人共気付いていた。
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