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一ヵ月くらいで、
お姉さんからはなれさせて
私と林君の仲は、
友情にもっていった。
そのほうが、
ご飯はおごってくれるし、
店には来てくれるし。
こんな役回りが多かったから、本命客はいなかった。
それも善し悪しだけど。
そろそろ夜のバイトをしはじめて、3ヵ月が過ぎようとしていた。
仕事は休みで、
この日もまいと遊んでいたが、
特別その日はやることもなく暇だなとグダグダしていた。
「誰か暇人呼び出そうよ~。」
まいが携帯をならした相手は、高校の頃、遊んだことのあるミッチーだった。
ミッチーは、友達といるようだったが、久しぶりだし会おう!となったみたいで、待ち合わせ場所まで足を運んだ。
「ひさしぶりー♪」
相変わらず、
少しタイ人みたいに地グロの肌に、ギョロ目のみっちーがいた。
あと、かっちゃんもいた。
コアラ系の顔のかっちゃんは、昔からみっちーとワンセットだった気がする。
あともう一人、車の中で爆睡していたのはろっきーだ。
彼は、私もまいも初めて聞く名前だった。
彼らは熊本にいってきた帰りだといった。
その後、
かっちゃんとみっちーとまいと4人でダベりタイム。
いつの間にか朝方になっていた。
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