誘惑

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そんな状況で、 なぜかわたしが 次に歌うことになっていた。 「ちょっとがつんと みんなに聞かせてやってよ!」 冗談かと思った。 しかし、スタジオのマスターはギターを準備。 ヒデはドラムを準備。 なにやら、ざわつく会場。 「大御所が楽器握ってる! なんだこの小娘!」 ッて勢いで一斉にみられた。 いやいやいや!!!! スポットライトとか・・・ あ、熱いんですね。 アドリブでいいから、 なんか話してっって マイクを渡される。 緊張して・・・ 頭真っ白で・・・ 全く、 何を言ったか覚えてない。 それからだ。 用意して弾き始めた曲は、 私が一番好きだといった曲ではあったけど!だけど! そんな好きな曲でも、 歌詞が飛んだ。 見事にぶっ飛んで、 同じフレーズを 三回繰り返した‥ あああああああああ・・・ 穴があったら入りたい・・ 顔から火が出るくらい、 恥ずかしかった過去。 それからも、 ヒデとはいいお友達でつづいた。 ・・・お友達?まさかね。
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