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「おはよー!あれ!?新しい子??」
いきなりドアを開け、
入ってきたのは、
すごく小さくて
美人としかいいようのない
人だった。
「けいちゃん、今日はね、かなは同伴だってー!サラも焼肉いきたかったー!」
「サラ‥焼肉は、にんにく臭くなるから嫌っていってたじゃん。だからヒロクン誘わなかったんじゃないの?」
「えっうそ!・・・それヒロクンの前で言った?嫌われたかなぁ~え~ん・・・」
二人のやりとりを見ていると、けいさん〈チーママ〉がお母さんでサラさんが子供のようだ。
「ねぇねぇ♪新しい子の名前は?なんてゆーのぉ??」
いきなり話が飛んできた。
「まだ決めてないわよ。」
横からサクっとけいさん。
「お店での名前は、別の名前をつけなくちゃいけないんですか?」
「うん。無理して決めなくてもいいんだけど、あたしは《笹田なつみ》だから、サナにしたんだよぉ~!」
「へぇ‥じゃあけいさんも本名じゃないんですか?」
けいさんはちょっと不機嫌そうに言った。
「《恵》めぐみってゆーのよ。読み替えてけいって言ってるの。」
なるほど。
しかし、
私が名前を変えたとして、
たぶん呼ばれていても
気づかない。
「私は、そのままでいいです。」
そうやって、
記念すべき
お水一日目が始まった。
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