初日

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まず、炎をどこまで使えるのか・形や攻撃への繋げ方。 これができなかったら、逆に、一瞬で殺されるな。 少し考え、両手とも拳を作り力強く開いた。 手全体から、紫色の炎が出てきた。 そして、もう一度拳を作ると拳全体に炎が纏った。 これで、炎を手の中で維持できる。 親指で中指を押さえ、力強く中指を弾いた。 すると、炎の矢のように炎が放たれた。 へ~。ある程度、自分で思った通りにできるんだな。 炎の弓は、一本の木に刺さり一瞬燃え盛ると自然鎮火した。 試し程度で、やったから炎の威力も弱かったんだろう。 オレは、その後さまざまな使いを試した。 使えば使うほど、自在に炎を操れるようになった。 1時間。いや、2時間は経っただろうか。 【vil】を取り出し、時間を確認した。 4時20分 そろそろ、野獣を探して実戦を試したくなった。 【vil】を、いじるとGPSモードというの見つけた。 指で軽くタッチすると、画面が切り替わった。 自分を中心とし、周囲1kmが表示されているのがわかった。 1つの赤い点が点滅しながら、オレに近づいてくる。
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