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オレは、すぐさま振り返り逃げた。
が、『シュッ!』という音が聞こえ後ろを見ると、火柱が2つに割られ炎が消された。
え。なにあれ?
そんなんありかよ!?
『このぐらいじゃ、私からは逃げられないわよ。』
女が微笑みながら近づいてくる。
あの刀で切ったのか!?
絶対ヤバイ!!
いや!
やるしかない!
ある程度、攻撃して隙を見て逃げるのが得策だ。
『あら。観念した?
おとなしく、その炎を出せるのを渡してくれれば、何もしないわよ。』
微笑みの下には、殺意が十分に感じる。
軽く殺されるな。
オレは、両手から燃え盛るほどの炎を纏わせた。
練習時は、5割くらいの力でやっていたが、今はほぼ100%でやらないとヤバイ。
右手の炎を硬質化させ、炎の剣を作り出した。
左手の炎は、いつでも攻撃ができるよう纏わせたまま。
『ふ~ん。やるんだ。あなた死ぬわよ。』
「どっちにしても死ぬなら、やれることをやるだけだ。」
オレも、全力で戦闘体勢に入った。
その時、突然。
オレと女の【vil】が鳴る。
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