根元

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次々に数字を入力し、通話ボタンを押す。 プルルルル…プルルル ガチャ 「はいまいどぉ!」 元気な声で誰かが電話に出る。 少しおかしい気もするが。 弟「…はぁ、相変わらずだな…。リアプスだ。あと数分で準備が出来る。第一部隊を…、いや、念の為に第二部隊も外で待機させてくれ。くれぐれも感づかれないように行動しろ。」 「了解しました!監視カメラの位置などは…。」 リアプス「そんなもの関係無いだろう?どうせすぐに終わる。」 「…しかし…!」 リアプス「分かった分かった。監視カメラはこっちに任せろ。俺が停止させておくから。準備が出来次第、また連絡する。」 「生意気言ってすいません!ではこちらも準備します!」 リアプス「頼んだぞ。…失敗は許されない。」 「はい!…では。」 プツッ…ツーツーツー リアプス「さて…、俺も動くか…。」 リアプスは携帯を閉じ、無造作にポケットに突っ込むと、また階段を上り始めた。
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