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【………れ……だ……】
【……れ………んだ…】
【……それ、変だろ……】
「ッ!?」
自宅から徒歩5分の紀聖中学に通う2年生、青山 春樹の14回目の誕生日の目覚めは最悪な物だった。
「ハァ………ハァ………」
「……夢か……………」
ぐちゃぐちゃになった頭の中を整理し時計を見る。
「………まだ零時じゃねぇか………最悪だ………」
遅刻しない為に起きれば良い時間までまだ6時間以上ある。
「くっそ、何か時間損した気分だ……寝直そ……」
と呟き、再び眠りにつこうとすると
【今日一度、普段と異なる事をしろ。】
という指令じみた言葉が痛みと共に脳に直接響いた。
「っ………何だ……コレ……」
暫くすると痛みは止んだ。
「何だよ今の………」
しかし考えても答えが出る筈もなく、
「………ねみぃ、寝よ。」
再度眠りについた。
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