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ピーンポーン。
マンションの呼び鈴を鳴らした。
が、待っても待っても反応がない。
ピーンポーン。もう一度鳴らす
が、聞こえるのは近くの林から聞こえるセミの声ばかりだ
先ほどこのマンションに来る途中に、この部屋の電気が付いている事は確認ているので、けして留守なはずはない。
私はかばんの中から、鍵を取り出して鍵穴に差し込む。
するとがちゃりと音を立てて、部屋の鍵が開いた。扉を開けて中に入る。
外の暑さと対照的な冷たい空気を肌で感じる。
どうやら冷房全開のようだ
玄関は明かりがついてない。
かろうじて奥の部屋からもれてくれ明かりで足元が見える程度だった。
狭い靴脱ぎ場に、男物のスニーカーが何足も乱雑においてある。
私はその靴を掻き分けて靴を脱いで室内に上がった
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