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「大変お待たせしました。以上で手続きは終了です」 携帯ショップの女性が、朋義(ともよし)にそう告げた。 「ありがとうございます」小さなお辞儀をして、朋義は携帯ショップを後にした。 遡ること、一時間前。 学校帰り、一人ぶらぶらと街中を歩いていた。朋義は携帯電話で時間を確認しようと、ポケットから携帯電話を取り出した。 しかし、携帯電話の画面は真っ黒で、どのボタンも反応しない。電池パックを取り外し再度セットしても、何の変化もない。今朝、充電を満タンにしたというのに。 すぐさま、朋義は近くの携帯ショップに駆け込んだという訳だった。
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