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その頃大広間ではルマニティとヘイブンが城内の兵士や魔導師と戦っている。
指示を出している青年は何もせずに指示を出しているだけ。
「ちっ!雑魚ばっかじゃねぇか!!リリアーはちゃんとやってんだろうな?」
倒しても倒しても片付かない雑魚共に嫌気がしてたのかヘイブンはイライラしていた。
「そのリリアーからさっき連絡が入った。無事に聖女は捕らえたらしい」
「へーぇ、あいつにしてはよくやったな。いつもらな標的はすぐ殺すくせに。何か裏がありそうだな」
怪しい笑みを浮かべて楽しそうに敵を倒していくヘイブンは恐ろしいほどに怖かった。
「おーい、楽しそうなのはいいが早くここから出るぞ!あいつはもうすでに外にいるようだ」
ルマニティは帰る為に呪文を唱え魔方陣を作っている。
「あの女随分急いでるようだね。…リーダー俺にはまだやるべきことがあるから帰れないや」
魔方陣から出たヘイブンは一番奥にいる青年を憎悪を含んだ瞳で睨んだ。
すると青年はフッと鼻で笑いヘイブンを蔑むような目で見た。
それに気付いたルマニティは
「そうか気を付けろよ」
と言い魔方陣はの瞬くような光の中でルマニティは消えた。
それを見届けたヘイブンは力の制御として使っていたブレスレットを腕からはずし。ポケットから石の色が赤色のペンダントを出した。
「我。汝と契約せし者。契約の力を我に授けよ」
ペンダントを前に出し契約の呪文を唱えた。すると火で出来た剣が出てそれを持って構え。青年はというと右目に付けられた眼帯を外していた。その右目には魔方陣が書いてあり黒く光っている。
「ねぇヘイブンあの女は元気?」
青年は憎悪を含んだ顔で言いはなった。
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