0人が本棚に入れています
本棚に追加
すると。
和樹『おい!ここに鍵穴みたいな物があるぞ!』
大声で和樹が何かあることを知らせる。
海斗『でも鍵がないぞ!』
焦りながら空っぽの頭で考える。
どんどんラースの進んでくる音がして集中が出来ずただ焦るしかなく必死に何かないかを探す。
すると。
海斗『………まさか!』
海斗は自分の首に着けてあるネックレスを外し。
和樹『海斗?』
不思議そうにネックレスを見つめる海斗を見ていて。
海斗『母さんこの事なんだね』
海斗はネックレスを鍵穴に差し込みそれを回す。
すると赤いランプが緑色に変わり扉が開きだす。
和樹&海斗『やった!』
和樹『ここからはお前の道だぞ』
海斗『え?』
いきなり和樹は海斗を扉の中に蹴り入れすぐに扉を閉める。
海斗『おい和樹何の真似だ!止めろ!』
和樹『アイツは俺が引き付けるだからお前は先に逃げろ』
泣きながら海斗は説得をするが和樹は扉を開けようとせずに扉のスイッチを石で壊し開かなくする。
和樹『生き延びろよ海斗………』
つぎの瞬間扉の向こうから爆音がして和樹の声が途絶える。
海斗『和樹………』
泣きながらその場に座り込み床には涙がポタポタと落ちていきすると頭の中に和樹の声がフラッシュバックされる。
和樹『生き延びろよ海斗………』
その言葉を思い出しすぐに立ち上がり前にある扉を開ける。
そこには………。
純白の白のフレームに所々に金色のフレームも付いけていた。
機体はメンテナンスベッドに寝かされていた。
海斗『これは………』
?『海斗貴方がこの場所に辿り着いているのならこれを使いなさい』
すると天井から聞き覚えのある声が聞こえる。
海斗『母さん………』
それは死んだはずの母の声が聞こえる。 実は録音機で録画した声だった。
母さん『生きて生き延びて生きるために戦いなさい』
海斗は走ってその機体のコックピットに乗り込み機動スイッチを押す。
ブォーーン
機動音と共に機体の目が光る。
海斗『これどう動かせばいいんだ』
無理もない、ずっと生きてきてロボット何て動かしたことがないのだから。
するとコックピット内の上の方から何かケーブルみたいなものが海斗の頭に刺さる。
海斗『くっ!』
少し痛むが少しすると何かが頭に流れ込んで来る感覚に襲われる。
海斗『分かるぞ………動かし方が分かるぞ!』
最初のコメントを投稿しよう!