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和樹『おう、海斗どうした今日は妙に機嫌が良いじゃんかよ』
親友の和樹が幸せに溢れている中に割って入って来る。
海斗『今日は母さんと父さんと一緒に食事に行くんだ』
和樹『そうか!良かったな』
他人事なのに自分のことのように喜んでくれている。
海斗『あぁ』
まだニヤニヤした顔が戻らず周りの人たちから変な視線が向けられていてそれに気づいたのは学校に着いてからのこと。
──────夕方──────
海斗『帰るか!』
和樹『おう、帰ろうぜ』
いつも以上にテンションを上げて帰りの仕度をして学校を出る。
海斗『♪♪♪』
鼻歌を歌いながらいつもの帰り道を通って帰る。
和樹『じゃあ俺こっちだから。食事楽しんでこいよ』
海斗『おう』
微笑みながら和樹は帰って行く。
それを見送ってから自分の家に帰る。
その時だった………。
ドカーーーーーーン
物凄い爆音がしすぐ近くに居た女性が悲鳴を上げる。
その悲鳴と共に辺り全員が大声を上げながら走って逃げ始める。
海斗『何だ………何なんだ!………母さん!』
その時母の顔が頭に浮かんだ。
家で俺の帰りを待っている母の居る家に走った。
ただひたすら自分の家に………。
だがその光景は海斗の心を壊した。
それはボロボロに崩された自分の家だった。
海斗『………』
余りのショックに足に力が入らずそのまま跪いてしまう。
海斗『………』
頭が真っ白になり周りは爆弾が落ちてきたあとなどがあった。
その時だ
ゴォォォォォ
大きい物音がこちらに近づいてくる。
それは母たちが作り上げた人形兵器ラースだった。
?『こちらラース56小隊民間人を発見これより排除する』
ラースは突如こちらに装備してあるマシンガンを構える。
?『何やってるんだ!早く逃げろ!』
次の瞬間何者かに腕を掴まれ引きずられるようにその場から走って逃げる。
何処かの洞窟に着きその人は海斗の腕を離しその場に座り込む。
和樹『海斗何してんだよ!撃たれる所だったんだぞ!』
海斗を助けてくれたのは海斗の親友の和樹だった和樹もいきなりの出来事で驚いていたが海斗が危ないと感じたのか走って助けに来てくれたのだ。
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