出会いは突然やってくる

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太陽の熱い陽射しが降り注ぐ今日この頃。 俺は寝苦しい熱さで眠りから目が覚めた。 「熱い……。何なんだこの熱さは……。寝苦しいったらありゃしねぇ……」 俺の名前は真田勇貴。私立華舞高校の三年生。 部活は野球部。ポジションはピッチャー。 さて、自己紹介はこれくらいにして少し俺について語るとしよう。 自慢じゃないが俺の通っている高校は全国屈指の甲子園出場校だ。そして俺はチームのエースだ。 とは言っても努力のたわものなんだけどな。 何? 野球は良いから恋愛はどうなんだ? ……そこ聞くか? なら一言言わせてもらうぜ。 リア充は死ね! 生まれてから今まで彼女なんか出来た記憶がねぇんだよ! むしろ初恋もまだの純情チェリーボーイだ! 文句あるか! ……って。俺は誰に話してんだよ……。 まぁ良いや。とりあえず話は終わって、俺は今最高に気分が悪い。 なぜならこの熱さだ! 人の安眠を妨げるわ、寝汗でジメジメするわ……。 せっかくの目覚めが台なしじゃねぇか! と、言っても夏は熱いのが当たり前……。 気分転換に風呂にでも入るとするか……。
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