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ルッソ「これは・・・」
ルッソは、その紋章を何処で見たのかを思い出そうとした。
何故かこの家のどこかで見た気がした・・・
すぐ近くの、何処かで・・・・・・
ルッソ「あっ、これってもしかして、母さんが持ってるネックレスの・・・」
そう言って目を開けると、フードの人間は、そうかと一言だけ呟いた。
ルッソ「一体、なんの意味があるの・・・これ?」
ルッソの問に、ただ本を見つめていたフードの人間はルッソの瞳を見つめた。
?「それの紋章をお前が思い出せるかどうかを、試しただけだ。」
そしていきなりフードを脱いで、本を思いっきり叩いた。
ルッソ「ちょ、なっ、なんだよ?いきなりビックリするじゃんか!」
その時、ルッソの目の前ではあり得ないことが起きていた。
ルッソ「!?」
先ほど思いっきり叩かれたあの本が、ルッソの目の前で光をまとい空中に浮いていたのだ。
そして、その光は次第に強さを増していき、ルッソは目を開けていられずに閉じてしまった。
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