第1話 「すべての始まり」

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ルッソ「これは・・・」 ルッソは、その紋章を何処で見たのかを思い出そうとした。 何故かこの家のどこかで見た気がした・・・ すぐ近くの、何処かで・・・・・・ ルッソ「あっ、これってもしかして、母さんが持ってるネックレスの・・・」 そう言って目を開けると、フードの人間は、そうかと一言だけ呟いた。 ルッソ「一体、なんの意味があるの・・・これ?」 ルッソの問に、ただ本を見つめていたフードの人間はルッソの瞳を見つめた。 ?「それの紋章をお前が思い出せるかどうかを、試しただけだ。」 そしていきなりフードを脱いで、本を思いっきり叩いた。 ルッソ「ちょ、なっ、なんだよ?いきなりビックリするじゃんか!」 その時、ルッソの目の前ではあり得ないことが起きていた。 ルッソ「!?」 先ほど思いっきり叩かれたあの本が、ルッソの目の前で光をまとい空中に浮いていたのだ。 そして、その光は次第に強さを増していき、ルッソは目を開けていられずに閉じてしまった。
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