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・・・・・・
何も聞こえない、何も見えない空間で、ただひたすらに運ばれている感覚がある。
俺は一体どうなるんだろう。
そう思ったのも束の間で、ルッソは再び目を閉じた。
ルッソ達が消えた祭壇の部屋では、ルッソの祖母が本棚の一冊だけ消えている所を見つめていた。
祖母「やはり・・・ブレイブ様であったか・・・・」
祖母はルッソの母のことを思い浮かべ、何と説明しようか。と頭を捻った。
祖母「まぁ、あるがままを話すしかなかろう・・・」
祖母はそのままゆっくりと祭壇の場所から立ち去った。
祖母が立ち去った後の祭壇の部屋では、吹くはずのない風が吹き。一枚の羽を運んできた。
その羽は、高く舞い上がり、空いていた本棚の隙間に入り込み、静に紋章を隠した。
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