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ー25年前
「少し遅れるけどいい?」
友人に電話をする。
「大丈夫。まみちゃんも遅れるみたいだから。お店着いたら電話ちょうだい!」
「了解。」
少しめんどくさい感じで電話を切る。
飲み会に行くのもめんどくさい感じの私。
この私、相川明日香23歳。(柚葉の母親)
仕事終わりの飲み会に誘われてたが疲れがピークになり、行くのがめんどくさくなっていた。
「着いた。」
「今から迎えに行くね。」
誘ってきた彩ちゃん。
今日の飲み会を楽しみにしていた。
「楽しみだね。ドキドキしちゃうよ!」
「そうだね。」
と言いつつ、ヤル気のない私。
もう一人のまみちゃんも合流し、3人でお店の中へ。
待っていたのは、
堅物そうな感じの圭一くん。
スポーツマン系の智くん。
ちょっと遊び人っぽい祐介。
これから恋愛を繰り広げるのは……。
彼の名前は、山崎祐介23歳。
(柚葉の父親)
これから長い人生を共にする二人の出会いだった。
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