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龍彦「ヨッシャ 行くぞ!!」 龍彦が恒彦に向かいドリブルを始めた。 細かいフェイントとボールタッチで揺さぶろうとするが、恒彦は余裕でついてくる。 恒彦「そんなもんなの?」 龍彦「まだまだ!!」 さらにスピードをあげ、恒彦が少し揺さぶられてくる。 そして、恒彦が細かいフェイントの1つに反応してしまった。 龍彦「引っ掛かったな!!」 龍彦がスキをみてぬこうとする。 恒彦「甘いよ。」 龍彦「なに!?」 恒彦はひっかかったフリをしていただけだった。 恒彦のやり方に思いきりはまってしまい、ボールをとられる。 恒彦「タツは単純なんだから…」 龍彦「いつもこれにやられるんだよな。」 恒彦「こんなんじゃ全国なんてムリなんじゃないの!?(笑)」 龍彦「うっせー!! まだアップだから…」 恒彦「はいはい。」 龍彦は尋常じゃないほど負けず嫌いである。 龍彦「いくぞ。」 龍彦はドリブルの角度を変えて、斜めに運ぶ。 ちょうど、恒彦とボールの間に龍彦の体があるようになっている。 恒彦(タツが本気になると止めるの大変なんだよな…) そのまま龍彦がゆっくりボールを運ぶと、恒彦が少しボールをとりにいく仕草を見せる。 龍彦「…。」 龍彦はなにもしようとしない。 恒彦が本気でボールをとりにいくが、龍彦は全く動じず、キープする。 恒彦(やっぱり本気になるととれない…。 なら!!) 恒彦は龍彦とボールの狭い間に無理矢理体を入れにいった。
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