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今俺は怪しい路地裏に連れ込まれてる。
なんか肩がぶつかったとか言われてよ。
理不尽な世の中だな。
「オイ兄ちゃんよ、てめぇ“レオ・ファクト”ってヤツ知らねぇか?知ってるよなァ?ま…、知らねぇなんて言わせねぇけどな」
厳(イカ)つい大男が数人、俺の胸ぐらを掴み、レオのことを質問してきた。
俺が育成学校の制服を着ていたからだと思うのだが…、なんとも面倒なことになった。
多分レオを妬んでるやつらだろう。
レオは若くして今一番<英雄>に近いやつだからな。
恨みを買うことも珍しくない。
「……」
俺がジッと黙っていると、俺の胸ぐらを掴んでいる男が我慢の限界のようだった。
「答えろやァ!!」
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