第一部:序章

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世の中には何故、<英雄>なるものがいるのか考えたことがありますか? 答えは簡単、<悪役>なるものがいるからです。 <英雄>は<悪役>を打ちのめし、綺麗事を並べ、ただ笑っているだけなのにどうしてこんなにも“差”があるのでしょう? 答えは簡単。 みんな<悪役>が憎いからです。 みんな<悪役>が怖いからです。 例えば極端な話、<悪役>が<悪役>を倒したとしたらどうなるでしょうか? それは<悪役>を倒した<悪役>が、<英雄>へと変わるのです。 なんて無茶苦茶な話なんでしょう。 この小説は、そんな<悪役>のお話…。 .
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