第二話:溜め息の行く末

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俺はライト・ブレイク。 漆黒の髪と漆黒の瞳が特徴的な18歳だ。 正義の味方育成学校に通う七年生である。 この育成学校では歳は関係なく、実力行使レベル分けになっている。 上に上がるほどレベルが高く、つまり俺はレベル7ということだ。 そして十年間この学校に通う決まりになっているのだが、その期間中にどれだけレベルをあげられるかが<英雄>になれる決め手となる。 やはりレベルが上がるほどに人数も減ってきて、七年生ともなれば男女合わせて14名しかいない。 ちなみに今のところレベル8までしか歴史上出ていない。 それが今の生徒会長、レオ・ファクトだ。 八年生の彼はやはりレベル8ともあって、<英雄>に一番近い存在である。 そして―――… 「おーい、ライト!」 そして、俺の親友なのだ。 .
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