第2章 名探偵ごっこ

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ノムさんから名探偵ごっこの説明を受けた。どうやら基となったのは『タブラの狼』というイタリアのゲームらしい。 名探偵ごっこのルールは単純だったが奥が深い。 犯人と名探偵はそれぞれ一人ずつ、人数に応じて検察官と刑事が決められる、犯人は名探偵を見付けて殺す、名探偵は犯人を捕まえる…… その他にも細かい所があるが、実際にやった方がわかりやすいということだったので一回することになった。 役割はクジで決める。 僕の役は「一般人」 いきなり名探偵にでもなったら困る。僕としては一番望んでいた役だった。 今回は7人だから刑事と検察官は一人ずつか……ルール上他の人の役はわからない。ということはクジを引いた時からゲームは始まっているということだ。
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