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夕「ん~ぁ、よく寝たぁ。」
と言いつつも俺は体を起こす。
夕「今何時だ?」
俺が時計を見ると丁度午前6時を指していた。
夕「もうこんな時間か。…………仕事いこ」
そして俺は仕事へ行く準備を済まし職場に向かおうとドアを開けたら、そこには二人の男女がいた。
夕「…なにしてんの?」
俺の問いに女性は軽く答えた。
女「何って、帰ってきた?」
夕「疑問にするな!」
すると、男性の方が口を開いた。
男「今まで大変だったな。ありがとう」
と言うと俺の頭を撫でてきた。
まぁ、この二人は俺の母さんと父さんだ。
夕「帰って来るなら電話ぐらい入れろよな。」
俺がそういうと父さんは苦笑いを浮かべ「悪い」と一言言った。
夕「まぁ、座ろう?」
母「そうね♪」
そう言って皆イスに座った。
夕「仕事で帰ってきたの?」
父「あぁ、まぁな」
と、父さんはばつが悪そうに言った。
夕「まぁ、いいか…………あっ。仕事。」
俺はそう言い残し仕事場に急いだ。
父さんが「気を付けろよ」と呟いたのは俺には届かなかった。
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