桜蘭祭

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『そ、それはどういう・・・・』 「崇ってば焼きもちやいてるんだよぉ。自分がはるちゃんより信頼されてないとか思っちゃってるし、たまちゃんに耳打ちしたこまとにもやいちゃってぇ」 み、光邦君・・・・・ 見た目によらず、鋭いんだね・・・・ でも嬉しいな 焼きもちやいてくれるってことは私のこと好きでいてくれる証拠 顔を真っ赤にした崇の隣に座って手を握った 『ありがとう、崇』 そう言って笑えば、崇はそっぽを向いて私の頭を撫でた それはどんなものより温かくて、安らぎを感じた
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