再び

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約30分前 『で、話って何ですか?』 あのあと私は璃子ちゃんに着いてゆくがままに殺風景な部屋へと連れ込まれた 「麗香さんは、モリ君とお付き合いしてらっしゃるのよね?」 『えっ!?』 何を話し出すのかと思えば崇の名前が出てきて身体中暑くなるのが自分でも分かった 「私、ずっとモリ君を指名してたの」 『・・・・・え?』 璃子ちゃんの突然な言葉に身体はだんだん冷えてくる ずっと? ずっとっていつから? だって璃子ちゃんがホスト部に来たことなんて一度も・・・・・ 「あなたが来てからモリ君はあなたしか見なくなった。ずっと傍にいた私より、あなたを」 『っ・・・・・』 ずっと背を向けて話していた璃子ちゃんがゆっくりこちらに振り返る ひどく冷たい目をしてーーーー
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