再び

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「あんたさえ、いなければっ!」 『っ・・・・』 私は涙を流していた 恐怖からもあるが、何よりも自分が誰かを傷つけてしまったことに対して・・・・ どうして気付かなかったんだろう 璃子ちゃんはずっと崇が好きだったのに 夏に遊びに行って崇の気持ちが知れた それと同時に璃子ちゃんを傷つけてたんだ 馬鹿な私・・・・・ 『ははっ・・・・・』 思わず渇いた笑みがこぼれる 「なに、笑ってるのよ」 璃子ちゃんは私がおかしくて笑っていると勘違いしたのか憎しみと嫉妬に満ちた目でこちらに歩み寄った
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