再び

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『璃子ちゃん』 「っ、何よっ!」 案外冷静な私に怯んだのか、少し言葉がつまっている 『好きにしていいよ』 「・・・・・・は?」 訳が分からないというように私を見る そりゃそうだ こんな発言、ただのマゾにしか聞こえない 『私を殺すなりなんなりして。結構楽しかったから。高校生活』 そう言って微笑むと璃子ちゃんは気味が悪そうに私を見た まぁ、殺せなんて普通言わないよね でもそれで璃子ちゃんが楽になるならいいんだ 私は生きてちゃいけないから 「・・・・・・分かったわ」
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