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「あ、いや…えっと…俺、君と一度会ったこと無いか…な?」
ちょい優男っぽくなったが女の子とまともにしゃべったことない…てかまず人とロクに会話したことの無い俺のことだ、仕方がない…
まぁそんなことはどうでもいい!!反応はどうだ!?
「…………。」
彼女は前を向いた。
はい、すみません…
優男とか何思ってんだ俺!!恥ずかしっ!!
俺は少し涙目になりつつ授業に専念することにした。
もういい…忘れよう…あれは夢だったんだ…。
それに俺は過去を振り返らない男だ。頑張れ俺!!
そうやって自分を慰め、うだうだしてたらあっという間に…
放課後…
「ひっまだなぁー…」
俺は今屋上にいる。
何故か?
そりゃもちろん…
「今日は帰りたくない…」
何言ってんだろうな俺…寂しいからってね?
全く…
まぁなんというか屋上に来れば夢のあの子に会えるんじゃないかと思ったからとかそんなんじゃねぇよ?ただアレだ…その…夕陽がキレイだから!!
そんなハートブレイクした俺は一人体育座りしたり、携帯いじったりして待った…
来ることの無い奴を…
俺はひたすらあのキレイな紫の瞳の少女を待った…。
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