プロローグ

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  人は死を恐れる… 死ねば何もかも終わると思っているから… だから人は死ぬということを… 人生をやり直すことが出来るものだと勘違いするのだ… ――――… ―――… 俺が見たのは全くもって違う日常風景だった… 目の前に絶世の美女がいる。 だがこれだけがそう思う理由ではない。 問題は彼女の立っている場所… 彼女は今… 屋上のフェンスの“向こう側”に立っている。 これは夢ではなく、現実だ。さっき痛さをもって確認した。 彼女はそっと呟く… 「…死ぬことは怖いこと?」
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