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「あー…入りづらいなぁ…」
只今俺、豊嶋 皆斗は教室の扉の前で頭を抱えた。
ちなみに読み方は(とよしま かいと)
何故わざわざ読み方を言うかというと、みんな皆斗をミナトと読み間違うからだ。だから最初に説明をだな…
って誰に言ってんだか…
「てかもう授業始まってるし…失敗…寝過ぎた」
でもこうして扉の前でうんうん唸っていても仕方ない。
どうしたものか…いや、いっそのことサボって…
いや…んなわけにはいかねぇよな…
しゃあね、気まずさ覚悟で入るか…
そうして俺は扉を開けようとしたら…
「……通して…」
静かに且つ淡々とした単語が小さな声で聞こえてきた。
その声の主は扉を容赦なく開け、授業中の空気をあっさりとぶち壊した。
なんつーすげぇ奴だ…
まぁその分俺の方はその場を利用してなんとか自分の席には着くことが出来た。
何か無駄に疲れた…
それにしても…さっきの子…
俺はさっきの子の方を見ようとした…が、
あれ?…そういやさっきの子…
…誰だ?
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