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 次に目を覚ますと、  僕は真っ白な空間に居た。  此処は‥、何処?  何処かで、見たような空間。  だけど、思い出せない。  「‥すばる‥」  ふと、最後に見た  すばるくんの横顔を思い出す。  どうして?  どうして、すばるくんは  笑っていたんだ、?  ―‥ズキン、  「―‥っ!」  突然、こめかみに鈍い痛みが走る。  「‥い、た‥」  ズキズキと痛む頭。  ふと、脳裏にある光景が浮かんでくる。  「‥嘘、やろ‥?」  浮かんでくるのは、  すばるくんの無惨な最期。  ‥そう、か‥  僕は‥  何十年も、この無限のループから  脱け出せないでいるのか。 _
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