02章 『 家事分担 』 

3/15
前へ
/104ページ
次へ
      私と悠眞は、1階に降りて行った。 よし、サクトさんにはお粥作って、悠眞と私、お祖父ちゃんには和食でいっか。 『 よし!作ろう! 』 『 なあ、俺何すればいい? 』 『 座ってていいよ 』 そう言うと悠眞は、カウンターキッチンの所から、ひょこっと私が料理するのを覗いてくる。 恥ずかしくて集中できない。 結構、料理はするけどこんなに見られると恥ずかしい 。 『 恥ずかしいんだけど…。 』 『 姫樺、料理上手いな 』 『 まあ、一応出来るよ 』 そんな会話を何度かした後、悠眞がいきなり立ち上がり、キッチンに入って来た。 そして、鍋を取り出すと、野菜を野菜室の中から取り出した。 『 久しぶりだからな。 』 『 悠眞、何してるの? 』 『 お前馬鹿?お粥作んだよ。 』 私の頭に浮かんできた疑問。 多分、みんなが思ってる事と同じだと思います。悠眞って…… 『 料理出来るの? 』 『 あ?馬鹿にすんな 』 うん、一応出来るみたいですよ。 自信満々みたいです。         ,
/104ページ

最初のコメントを投稿しよう!

16人が本棚に入れています
本棚に追加