02章 『 家事分担 』 

4/15
前へ
/104ページ
次へ
      『 完成っ 』 『 出来た 』 作り終わったのは、ほぼ同時だった。 鍋からいい匂いがする 。 食べてみたいなあ、悠眞の料理。 『 味見しねぇ? 』 『 したい!するっ 』 悠眞は、小さな皿にお粥を少し入れて、私が火傷しないように、お粥に " ふうふう " する。こういう時は優しいのに。 ゆっくりとお粥を口の中に入れていく。 口に入れると野菜本来の味がしてとっても美味しかった。 『 どう? 』 『 美味しい!美味しすぎる。どうしてこんな料理うまいの? 』 『 秘密だな 』 『 ケチ 』 私は、お盆を持って3階のサクトさんの部屋に向かった。 『 サクトさん、失礼します 』 サクトさんは、相変わらずベッドで寝ていて、汗をかいていた。 あ、タオルあるから汗拭こう。 バサッ サクトさんは、布団を脱ぎ始めた。…え?サクトさん。余計に風邪ひきますよ。 そして、更に服を持ち上げた。お腹丸見えだし……。 『 サ、サ……サクトさん 』         ,
/104ページ

最初のコメントを投稿しよう!

16人が本棚に入れています
本棚に追加