02章 『 家事分担 』 

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      『 サクトさん、起きて …… 』 「 ん~。 」 サクトさんは、なかなか起きてくれない。 とりあえずお粥を机の上に置こう。 あとは、あ…汗拭かないと。 ガシッ 腕を伸ばした瞬間、今度は腕を捕まれた。 え?起きてる? そっとサクトさんを見るけど……寝てる。 サクトさんは私の腕を自分の方に引いた。 抱き締められる形になって……。 サクトさん、起きて~ 。 この状況はヤバイですって。 『 サクト~ 薬持ってき … 』 この状況を1番、見られたくない人に見られてしまった。 嘘でしょ……タイミング悪すぎ。 『 ゆう…まっ たすけ …… 』 『 姫?何やってんだ?俺よりサクトの方がよくなった? 』 『 違う。悠眞がいい!早く助けて 』 『 仕方ねぇな 』 悠眞は、スルッと私を抱き抱えた。 そして、サクトさんを睨み付けた。 『 いくらサクトでも、姫はやれねぇ 』 『 っ/// 』 サクトさんは、どうやら起きたみたいで、「何?」って顔してる 。 本当に、寝てたみたい。         ,
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